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虫歯の原因とは

虫歯菌の感染経路は、ごく幼い時期に母親から移されるケースが多いとすでに書きましたが、まったく虫歯菌を持っていない人というのもあまりいません。

では、なぜ虫歯になりやすい人とそうでない人がいるのかという点についてはいくつかの理由はあるものの、やはり一番の理由は日頃のケアだと言えるでしょう。

ものを食べた後にきちんと歯磨きをする習慣があれば、歯にプラークがたまりにくくなります。

プラークとはいわゆる歯垢のことで、歯牙細菌苔とも呼ばれますが、これは歯の表面にこびりついた白い粘着性の物体です。

単に食事の後、食べかすが歯に残ったものと考えられがちですが、実はこのプラークは生きて活動している細菌の集合体であり、これが口の中で歯の表面にこびりついている状態が続くことで、いとも簡単に虫歯になってしまうと言うわけです。

毎食後、きちんと歯磨きをしているのに虫歯になってしまった、と言う場合には、このプラークをきちんと除去する磨き方ができていない可能性があります。

またこのプラークに、唾液の中のカルシウムやリン酸が沈着するとプラーク自体が石灰化を起こし、歯石と呼ばれるものに変化します。

歯石になってしまえばどんなに丁寧に歯を磨いても自分でとることはできず、歯科で超音波をあてるなどして専門の清掃をしてもらわなければならなくなります。

プラークは粘着力が高く、歯にへばりつきやすい、つまり取り除きにくいという特徴を持っており、また生きている細菌が歯の組織を破壊する酵素を出すだけでなく、骨をとかしてしまう破骨細胞を活性化させてしまう毒素も持っているため、歯や歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまうと言うやっかいなものです。

また口の中に自然に備わっている食菌、殺菌作用を低下させて環境を悪化させます。

さらに、口の中のpHも細菌の活動に大きく関わりがあります。

通常は6.7程度のpHの口内が、糖を含んだ食物を口に入れることで細菌が酸を生成するため酸性に傾きます。

この後歯磨きをせずにいると、pHはどんどん下がり、5.5になると歯は溶け出してしまう、というのが虫歯のできるメカニズムなのです。

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